小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

「裸官」と言う言葉について考えてみる

「裸官」と言う言葉について考えてみる
中国の民衆というものは、実に、面白い言葉を紡ぐものである。一人っ子政策を揶揄した「小皇帝」とか、「裸官」、まるで、「裸の王様」を連想させるような言葉であるが、、、、、、、。本当の意味は、「公権力を使って、賄賂などの不正収入を得た党幹部がまずは、子供を海外留学させ、次に、妻も移民させて、資金を海外に移していること」を示す言葉であるそうである。家族や資産は、海外で、幹部だけが国内に残ることから、「裸の官僚」という意味であるらしい。最近では、重慶の簿事件以来、汚職官僚自身が、発覚を恐れて、海外逃亡を図ろうとすらしていると、、、、、、。我々と同じ世代の中国の人達は、所謂、「紅衛兵世代」である。数多くの当時の若者が、「下放」と称して、辺境の地へ、労働教育に、ペンを鎌に取り替えて、農作業へと向かったものである。そこで、結婚して、土着化して、農民になった数多くの有為の青年達もいたことであろう、又、成田闘争の中で、農民支援の中で、現地で、結婚して、農民の道を選択した人達もいるが、、、、、、、。「習金平」らの「太子党」師弟等の香港不動産の買いあさりなど、何処まで行ったら、彼の国は、「不条理と格差の拡大」が、納まるのであろうか?党幹部の家族の資産公開とか、株式保有高の情報公開とか、いつになったら、「紅い貴族達」の既得権益は、そのマネー・ロンダリング手法とともに、白日の下に、晒されるのであろうか?それにしても、一国二制度を、巧みに、利用して、日本人の金銭感覚でも、ビックリするような金額が、いとも簡単に、海外移転されている現状は、中国の民衆の怒りを、いつの日にか、必ずや、何らかの別の形で、買うことになろうことは、明かであろう。それにしても、ハーバード大学やエール大学は、そんなに、優秀な(?)師弟を、本当に、正規に、入学許可しているのであろうか?多いに、疑問である。「裸官」という言葉について、一寸、考えてみた。下放された、今や、初老の人達は、どう考えているのであろうか?、、、、、、、、と。毛沢東周恩来訒小平ですら、これ程までの今日的腐敗の凄まじさを想像出来たであろうか?排外主義的な「愛国・反日」という仮面の下、実際には、私服を肥やす構造は、いつの時代も、変わらぬ手法なのか?重慶の簿事件の解明同様、この言葉の裏側に潜む名もなき多数の民衆の声は、いつになったら、天に届くのであろうか?