小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

老後と新薬開発について

老後と新薬開発について、
特報首都圏とNHKスペシャルで、特集していたが、否応なく、この歳になると、有名俳優などの死亡記事を目にするつけ、老後のことを考えざるを得ない。そう言えば、高校生の頃だったろうか、友人と、自分たちの将来の年寄り像を話し合ったことがあったが、その時は、決して、歳をとること自体を怖がるようなことがなかったような気がしてならない。しかしながら、今日では、老後の不安や年金、生活苦や孤独死や病気の不安を考えたときに、若い人達の中で、歳をとることを厭う人が、多くいると謂われている。人間関係においても、今や、これまでの会社中心のものでは無くて、飽くまで、地域に根ざした関係性や、年齢や世代・性別を超えたような、趣味も含めた新しい活動の関係性が、利害を超えて、どうやら、望まれてきているように思われる。これまでの家族の在り方とも、異なる新しい関係性も、そこには、見えてこなければならない。一方、新薬の開発では、相変わらず、臨床実験での「死の谷」の問題が提起され、早急な構造的な改革が、望まれている。小児癌の中核病院の問題も然り、ゲノム創薬の問題も然り、基礎研究が優れていても、新薬の応用では、悉く、外国に先を越され、高い志を持つ優秀な研究者の海外流出を防ぎ止められないという現実がそこにはある。後から追いかけてくる途上国に、いつまでたったら、我が国は、反面教師のモデルに甘んじているのであろうか?原因と対策が、判明しているのに、一体、いつになったら、行政の「不作為の作意」は、改められるのであろうか?多いに、考えさせられる問題提起である。