小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

新工法による高層ビルの解体:

新工法による高層ビルの解体:

 

赤坂プリンス・ホテルが、解体されるそうである。そう言えば、外人に逢うために、ロビーで、エレベーターを待っていたら、何と、プロレスラーのアンドレ・ザ・ジャイアントが、ドアーが開いた途端に、頭を一寸、すぼませながら、降りてきたのに遭遇し、人間は、こんなに、大きくなるんだと、驚かされた想い出があったが、もう随分と、昔のことになってしまった。そのアンドレも、今では、亡くなってしまったが、、、、、、。建物の解体とは、テレビ等を通して、派手に、爆薬を使用して、爆破するものであるという先入固定観念を抱いていたが、最近では、まるで、積み木を上から順番に、取り除くように、ジャッキで、徐々に、階毎に、低くしてゆくという新しい工法があることを初めて知った。考えてみれば、包装用のパッケージなどは、使用後には、簡単に、折りたためるように、初めから、折られていたり、組み立てられている。成る程、高層ビルも、初めの設計段階から、そういう解体時点のことを想定して、建設されていたのかと、驚ろかされる。生産とは、設計段階から、部品、組み立て、修理、保全・維持、管理、解体まで、一連の流れを想定していなければならないということを、改めて、考えさせられる。トンネルも、橋も、ダムも、原子力発電所ですらも、そうあらねばならないであろう。子供の頃は、建設現場でのパイル打ちが、ドカンドカンと騒音を、撒き散らかすのが、当たり前であったが、今では、余程の後進国にでも行かない限り、それすら、観ることが出来ないほどである。昔、家を建て替えるときに、あっけなく、重機で、解体されて更地になってしまったことを想い出すが、考えてみれば、あの瓦礫も、当時は、未だ、細かく分別はされていなかったのであろう。資源の活用の観点からも、新しいビル解体工法は、もっと、注目されても良いのかも知れない。こうした技術は、日本の成長戦略のひとつにもなるかも知れない可能性を秘めている。公共事業への投資戦略が、経済活性化のために、必要であると叫ばれているものの、こういうエコなリサイクルを前提にした考え方も、おおいに、重要視されなければならない。さもないと、又、原子力のゴミの問題と同様、再び、何十年か後には、同じような問題を子孫に残しかねないことになろう。爺さん、婆さんは、勝手なことをしてくれたものであると、墓前で、言われたくはないでしょうから、、、、、、、。こういう発想は、大切であろう。もっとも、人生は、リセットやリサイクルという訳にはゆかず、初めから、エコなこういう考え方を導入できれば良いのにとも、、、、、、、、、、。