小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

昔の職場仲間の忘年会に出る:

昔の職場仲間の忘年会に出る:

 

今では、その周辺は、既に、再開発の対象となり、高層ビルが林立しているが、その丸の内・旧三菱仲28号館にあった事務所ビルの地番から、年に一回、未だ、現役でバリバリ(かとうかは、分からないが、、、、)働いている人達の都合も考えて、12月では、忙しいだろうから、その一ヶ月前の28日に、旧交を温める意味で、忘年会と称して、昔の職場仲間が、集うことになっている。ついでといっては何であるが、新しく改装された東京駅の駅舎を、お上りさんよろしく、見学したり、丸の内、八重洲の再発された地下街などを、歩行訓練も兼ねて、開催時間前に、一寸、散策してみることにした。それにしても、建物は、一度、取り壊されて、高層ビルになってしまうと、その前には、どんな建物が建っていたのか、思い出せないものである。私の感覚も、里山暮らしに馴染んできたせいなのか、そのスピードの速さと規模の大きさに、改めて、圧倒されてしまいそうである。全く、昔日の面影すらないようである。せいぜい、丸の内郵便局の大きな外壁が、残されているから、「あぁ、そういえば、あれが、昔の本局か」くらいにしか、想い出せないものである。実に、人間の記憶は、いい加減なものである。全く、時の流れの速さに、唖然とせざるを得ない自分が、そこにいる。新入社員時代から、21年間勤め上げた後に、独立したから、もう既に、大きな組織で学んだ時間と独立後の時間が、おおよそ、エーブンになる勘定である。それにしても、色々なことを教えて貰ったし、おまけに、お給料までも戴いてしまった。飛行機の搭乗の仕方、貿易実務、為替実務、実践英会話、タクシーへの乗り込む順番、エレベーターへの乗り方・降り方、宴席・接待の心配り、お酒のつぎ方、社会人・貿易マンとしてのマナー、宴会・旅行の幹事、会議・議事進行のやり方、文章・コレポン・報告書の書き方、等…何から何まで、、、、、、列挙し始めたら、枚挙に暇がない。顔や体型が、やや、福相に変わったり、髪の毛が、白くなったり、後退したり、薄くなったりと、(他人事ではなく、自分も含めて)全てのOBOGに、時間は、容赦なく、平等に、老いという命題を課し与えている。白内障・黄斑点症という目の病気や、脳梗塞に伴う四肢の不自由、癌などの手術とか、私のような腰の病気や膝痛等、更には、現役で、働いている人の中には、心の風邪という病やストレスから来る神経痛や、インシュリン注射を打っている人まで、様々な問題・難題を抱えていることが、会話の中からも、読み取れる。それにしても、未だ、非正規雇用などの存在しなかった時代で、今から思えば、未だ、組織にも社会にも、余裕が十分残っていた時代だったのかもしれない。当時、怒鳴られたり、叱られたりした上司や同僚、部下などと、年に一度ではあるが、こうして、昔のしがらみを忘れて、お酒を酌み交わし、近況を語り合う時間が持てることは、決して、悪いことではないとも思うが、、、、、。もっとも、今や、好々爺になったとおぼしき人の眼光は、相変わらず、昔と変わらなかったが、、、、、、。