小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

ペーパーレス化とご老人の嘆き:

ペーパーレス化とご老人の嘆き:

 

新聞の投書欄を読んでいたら、電話の請求書が、クレジットカード自動引き落としの人に関しては、「地球環境の資源保全」の観点から、ネット・アクセスで、確認出来るペーパーレス化のサービスに、移行するとかで、このご老人は、大層、弱い者が置き去りにされるのではないかと、心配をされていて、ネットが、使えない人間は、結局、差別されてしまうのではないかと、、、、、、こういう趣旨の投書であった。成る程、慇懃無礼に、取って付けたかの如き、誰も反対できないような大義名分、理由付けで、合理化と人員削減を目的化したようなサービスの押しつけは、確かに、目に余るモノがあるのは事実である。(もっとも、社会の趨勢が、そういう合理化・効率化を追求する方向にあることも、又、事実であるが、、、、、、)何とか、こちとらは、最低限、ネットを駆使して時代について行っているものの、この先、セキューリティーも、なりすましやスパイアイではないが、しっかりと担保されないとなると、どのように、自身のセキューリティーを守り、同時に、利便さや合理化に協力していったら良いのであろうか?何とも、受け身であること自体が、歯がゆく思えてならないが、、、、、、、、。ご老人の嘆きも理解出来なくはない。余程、山奥や離れ小島で、貨幣経済と隔絶された自給自足の生活でもしていないと、今日のグローバル社会で、しかも高度に進んだIT社会の中では、到底、それらと隔絶した生活を送ることは、至難の業であろう。このご老人の嘆きではないが、本来、サービスの利便性や操作の優しさの追求が、いつの間にか、「別のもの」に変質してゆき、全く意図せざる何物かに、変質してしまうことは、良くあることである。それは、政治もそうであろうし、社会概念、経済システムもそうであるかも知れない。おおいに、考え直さなければならないであろう、、、、、、。いずれ自分も、(誰しもが、)このご老人のような歳になったときに、果たして、どんな生活を強いられるようになっているのか、それとも、縦横に駆使できる立場になっているのであろうか?それにしても、ウカウカしていると、請求書も来ずに、知らぬ間に、口座から、自動引落しが完了していることにもなろう。だから、自動振替も、ネット・バンキングも、ペーパーレス化も、嫌だと主張するご老人を、身近で、見知っているが、、、、、、、。活字世代のこちとらは、やはり、アナログで、紙の請求書でないとダメかな?電子書籍も、当分、様子眺めだろうか?何せ、ISDN, ネットブックで、散々、騙されてしまったトラウマがあるから、、、、、、、、。相変わらず、周回遅れで、ついて行くとするか?