小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

活きイナゴの販売開始の報に想う

活きイナゴの販売開始の報に想う ローカルのニュースというのは、時として、興味深いことを知らせるものである。伊那市駒ヶ根市では、丁度、今頃から、家庭用の「いなごの佃煮」を作る原料として、何と、「活きたイナゴ」を袋に詰めて、販売しているそうである。しかも、キロ3800円程度という高値であるそうである。震災に因り、福島や宮城からのこれまでの原料供給が先細ったのも、一因であるらしい。購入する人の言では、自分の口に合った味付けが出来るそうで、こういう人達がいることも、大変、希少価値であろう。食文化の遺産の継承は、大変である。確かに、昔は、タンパク質が不足がちだったから、いなごや蜂の子などが、佃煮として、珍重されてきたが、、、、、、、、。時として、田舎の旅館などで、いなごの佃煮が、出たりすると、懐かしく感じるものである。未だ、農薬や、食生活の変化にも、抗しながら、こうして、伝統的な地方の食文化遺産が、存続していることをニュースで、聞いたりすると、何故か、嬉しくなるものである。長野県では、蜂の子を取る為に、地蜂に、薄紙のこよりや付箋をつけて、追跡して、その巣を掘り出す趣味を持つ人達があるという。細々でも、地方独自の食文化の習慣を、絶やさないようにしてもらいたいことを願ってやまない。