小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

丸山晩霞展を覗く:日本水彩画会創設100周年記念

丸山晩霞展を覗く:日本水彩画会創設100周年記念 昨夜半からの雨もすっかり上がり、雲一つ無い、青空で、浅間山も、よく見える東御市である。旧祢津村の出身で、吉田博との出会いをきっかけに、水彩画に、邁進し、日本水彩画会を創設することになった丸山晩夏の作品を、県内外から借り受けて、掛け軸なども含めて、130余点を、一挙に、公開・展示するもので、なかなか、見応えがある。確かに、水彩画と油絵は、水と油の様なものであるが、子供の頃から絵を描き始めるときは、まずは、水彩画から、始めるものである。「石楠花」や、海外での作品のような色使いのはっきりしたモノも良いが、やはり、水墨画のような、一寸、曖昧な微妙な色使いや、山並みの幾重にも重なる様、或いは、霞や、雲や、霧のかかる信州の山岳・風景画や、「白馬神苑」や「秋草」の描写や、鄙びた農家の家や、風景画が、何とも謂われぬ色使いと趣きを醸し出していて、秀逸である。油絵とは、確かに、異なる技法が、「水彩画」にはあるように思えてならない。再評価のきっかけになることを願ってやまない。10月28日まで、東御市の丸山晩霞記念館にて、