小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬と一緒に、様々な分野で社会戯評する。

プロフェッショナル、仕事の流儀、高倉健特集を観る

プロフェッショナル、仕事の流儀、高倉健特集を観る

今公開されている映画の「あなたへ」の撮影現場に密着取材した二回連続の特集インタービューである。大滝秀治とのシーンで、映画だけ観たのでは、その後で、高倉が涙を流したことは、分からなかった。むろん、事前に、大滝が台詞の中で、「久しぶりに美しい海ば見た」という何気ない言葉に、高倉でさえ、台本を読んだときには、何で、こんな台詞が、、、、、、と思ったそうであるということは、知っていたが、、、、、。ところが、実際に、87歳の先輩の大滝との演技を終えた後に、高倉の心の中で、特別な思いがよぎったことが、改めて、このドキュメンタリーから、判読できる。「気持は映る」という哲学の体現、仰々しくない演技の中に、寡黙な孤独な演技の中にも、映画は、他の芸術同様、絵画でも、音楽でも、舞踏でも、その感性や、気持ちは投影出来ると、、、、、。だから、私生活ですら、そのイメージが、演技に反映されないように、気を配り、生活臭や色を消し去って、厳しく律してきたと、確かに、ジャン・ギャバンロバート・デニーロマーロン・ブランドの演技、実生活のイブモンタンに憧れるという理由も、成る程、理解しうるモノがある。未だ、残された時間を無駄にせずに、孤高の崇みへと、若いスタッフにも、映画作りの大切な時間を共有しながら、1作でも多くの映画に、出演してもらいたいものである。スタッフへの気配りも、そういう哲学が、反映されているようである。次回作まで、又、一時期、消息を絶つのだろうか?そして、その後に、スクリーンに戻ってくるきには、どんな演技が、期待できるのであろうか?海を泳ぐシロナガスクジラのようだと表した北野たけしの如く、車椅子でも、何も喋らなくても、最期は、宜しいのではないだろうか?ただ、そこに、いるだけで良いではないか?